ウェブブラウザは selenium で自動化できますが、他のアプリケーションやフォルダ操作は、このpyautoGUIを使用すると便利です
このライブラリを使えばロボットが自動でPCを操作するように自動化することができます
・環境
windows 11
python 3.12.2
PyAutoGUI 0.9.54
まずライブラリのインストール
pip install pyautogui
・マウス操作の自動化
・クリック操作
import pyautogui as pag
pag.Click(100, 100) #左クリック
pag.rightClick(100, 100) # 右クリック
pag.click(100, 100, clicks=2, interval=0.1) # ダブルクリック
引数の(100,100)はX,Y座標を指定しています
マウスのポインタが一瞬で指定の座標に移動してクリックすることになります
PCの画面の一番左上を(0,0)としています
ダブルクリックにはクリックの回数とクリックの間隔の秒数をさらに指定します
クリックしたい座標がどこかわかりずらいと思いますので、そんな時は以下のコードを実行します
import pyautogui as pag
potision=gui.position()
print(potision)
# Point(x=281, y=221)
知りたい座標位置にマウスポインタを置いてこのコードを実行すれば、座標が表示されます
・ドラッグアンドドロップ
マウスポインタを動かしてドラッグアンドドロップをするコードです
import pyautogui as pag
pag.moveTo(186, 771, 1) #座標(186, 771) へ1秒かけて移動
pag.mouseDown() #左クリック押したままの状態にする
pag.moveTo(62, 900, 1) #座標(62, 900) へ1秒かけて移動
pag.mouseUp() #左クリックを離す
・スクロール
import pyautogui as pag
pag.scroll(100) #100スクロールダウン
pag.scroll(-100) #100スクロールアップ
マウスホイールによるスクロールと同じ挙動になります
どのくらい移動するかは、OSによって変わるようです
・キー入力
次にキー入力です
import pyautogui as pag
pag.press('enter') #Enterキー押す
pag.press('left') #左矢印キー押す
pag.press('a') #aキー押す
pag.keyDown('shift') #shiftキー押したまま
pag.keyDown('ctrl') #ctrlキー押したまま
pag.keyUp('shift') #shiftキー離す
これでマウス操作とキー入力が自動化できるので、大体の作業はこなせると思います
実行された操作はあっという間に進んでいくので、アプリケーションの立ち上がりなどを考慮して
適宜、time.sleep(1)などを使用して画面が操作に追いつくように調整してください
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