エックスサーバーの無料VPSでWordPressサイト構築

エックスサーバー無料VPSの構成と特徴 インフラ・サーバー

コスパ最強!エックスサーバーの「無料VPS」とは?

エックスサーバーの無料VPSを知っていますか?

VPSが3日間無料で使えて、それも更新作業をすれば今のところずっと使用できる神サービスです。

2026年8月、無料期間は1日となりました。更新も毎日必要です。
しかも新規受付はただいま休止中のようです。利用中方は更新忘れに注意して下さい!

国内初!「完全無料」だから気軽にVPS体験。開発も、テストも、試用も。完全無料ではじめられる、新しいVPS。
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スペックも以下の通り、WordPressサイト構築も十分可能です。

今回はこのサーバーを使ってWordpressサイトを構築していきたいと思います。

サーバーの基本スペック(今回のVPSの環境)

  • サーバー: エックスサーバー無料VPS 4GB
  • OS: Ubuntu 26.04 LTS
  • スペック: vCPU 3コア / メモリ 4GB / NVMe SSD 30GB

サーバーの初期設定

パケットフィルター開放

まずはサーバーとの通信をするために必要な経路、ポートを開放します。

今回のVPSで開放するパケットフィルターの解説

VPS管理画面の左側のタブからVPS管理を選択してVPSパネルを開き、パケットフィルター設定を開きます。
パケットフィルター設定を追加するボタンを押して開放するポートを選択します。

エックスサーバーのパケットフィルター設定のスクリーンショット

開放するポートはSSH接続用の22番とウェブ接続用の80と443です。

ユーザー作成

サーバーが起動したら、まずは安全に操作するための初期設定を行います。 最初は最高権限を持つ「root」ユーザーしかいませんが、セキュリティ上、rootで作業を続けるのは危険です。自分専用の一般ユーザーを作成しましょう。

Windowsの方は「Termius」や「VS Code」などのSSHクライアントソフトを使い、サーバーに接続(ログイン)します。

黒い画面が開いたら、以下のコマンドを順番に実行していきます。

① 新しいユーザーを追加する (今回は例として username というユーザーを作ります)

adduser username

※途中でパスワードの入力を求められるので、安全なパスワードを設定してください。その他の項目はEnter連打で進めてOKです。

② 作成したユーザーに管理者権限(sudo)を与える

gpasswd -a username sudo

③ 新しいユーザーに切り替える

su - username

必須ツール「Docker」のインストール

続いて、今回の心臓部となる「Docker(ドッカー)」と、複数のコンテナをまとめて管理できる「Docker Compose」をUbuntuにインストールします。

以下のコマンドを1行ずつコピーして実行してください。

# パッケージリストの更新
sudo apt update
# 必要な依存パッケージのインストール
sudo apt install -y apt-transport-https ca-certificates curl software-properties-common
# Docker公式のGPG鍵を追加
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg
# リポジトリのセットアップ
echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
# 再度更新してDockerをインストール
sudo apt update
sudo apt install -y docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-buildx-plugin docker-compose-plugin
# Dockerを起動し、自動起動に設定
systemctl start docker
systemctl enable docker

インストールが終わったら、正しく動いているかバージョンを確認してみましょう。

docker --version
docker compose version

無事にバージョン情報が表示されれば、Dockerの準備は完了です。

Dockerを使ったWordPressの導入手順

いよいよ、Dockerを使ってWordPressとデータベース(MySQL)を同時に立ち上げます。

Dockerを使って環境構築と従来のLAMP環境でのWordPress運用の比較に関しては以下の記事で解説していますので是非ご覧ください。

Dockerを使えば、サーバーを汚すことなく、設定ファイル1枚で一瞬で環境が作れます。

Dockerを使ったWordPressの導入手順

自分も今まではPHPやMySQLをそれぞれダウンロードしてバージョンによる違いや設定ファイルの書き方を調べて苦労していました。それが以下のようにコンテナを起動することですぐに完了することができます。

① 作業用のディレクトリ(フォルダ)を作成して移動する

sudo mkdir -p /app/wordpress
sudo chown -R $USER:$USER /app/wordpress
cd /app/wordpress

② 設定ファイル(docker-compose.yml)を作成する

エディターのnanoを使って設定ファイルを作成します。

sudo nano docker-compose.yml

開いたエディタ画面に、以下の設定内容をそのまま貼り付けます。

services:
  db:
    image: mysql:8.0
    container_name: wordpress_db
    restart: always
    environment:
      MYSQL_ROOT_PASSWORD: your_root_password
      MYSQL_DATABASE: wordpress
      MYSQL_USER: wordpress
      MYSQL_PASSWORD: your_wp_db_password
    volumes:
      - db_data:/var/lib/mysql
  wordpress:
    image: wordpress:latest
    container_name: wordpress_app
    restart: always
    ports:
      - "8080:80"
    environment:
      WORDPRESS_DB_HOST: db:3306
      WORDPRESS_DB_USER: wordpress
      WORDPRESS_DB_PASSWORD: your_wp_db_password
      WORDPRESS_DB_NAME: wordpress
    volumes:
      - wordpress_data:/var/www/html
volumes:
  db_data:
  wordpress_data:

※ your_root_password や your_wp_db_password の部分は、ご自身で決めた安全なパスワードに変更してください。

③ コンテナを起動する

docker compose up -d

必要なイメージが自動でダウンロードされ、バックグラウンドで起動します。

ネットワークの解決エラー(i/o timeout)が出た場合

自分が経験したエラーなのですが、ネットワークの解決エラー(i/o timeout)が起きて、新しく構築したUbuntu が外の世界のドメイン(registry-1.docker.io)の名前解決(DNS)に失敗し、Dockerイメージをダウンロードできない場合があります。

その場合はサーバーのDNS設定を一時的にGoogleのパブリックDNS(8.8.8.8)に変更して、ダウンロードを通るようにします。

一時的に手動でDNSサーバーを指定します。以下のコマンドを実行して、設定ファイルを開きます。

nano /etc/resolv.conf

ファイルが開いたら、既存の nameserver 127.0.0.53 などの行の上に、以下の行を追加してください。

nameserver 8.8.8.8
nameserver 1.1.1.1

DNSが切り替わったら、再度起動コマンドを叩きます。

docker compose up -d

今度は Pulling が始まり、スムーズにダウンロードが進行するはずです。

初期ページの表示と確認

コンテナが起動したら、ブラウザを開いて確認してみましょう。

URL欄に、http://[VPSのIPアドレス]:8080 と入力してアクセスします。

画面に「言語選択(日本語)」や、おなじみのWordPressの初期設定画面(サイトのタイトル、ユーザー名、パスワードを設定する画面)が表示されればOKです。

まとめ

エックスサーバーの無料VPSという最強の土台の上に、Dockerを使ってクリーンで高速なWordPress環境を構築することができました。

一見難しそうに見えるインフラ構築ですが、一歩ずつコマンドを紐解いていけば、初心者からでも確実に自分の力でサーバーをコントロールできるようになります。

docker-compose.ymlのコードを理解できればすべてはコンテナがうまくやってくれるので非常に便利だと自分は思います。

さらに以下の記事で、独自ドメインの設定やSSL化(HTTPS対応)を行う方法を解説していますので是非ご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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